浮穴 英子 EIKO UKENA
県外に出ていくつかの職に就きましたが、ある頃から地元・今治ならではの仕事に従事したいと思うようになりました。地元に戻って職探しをしていると、ハローワークで愛媛県立今治高等技術専門校を紹介してもらえたんです。今治の地元産業を代表するタオルづくりの各工程を学びながら、徐々にタオルの魅力にはまっていきました。最終的にはタオルソムリエを取得するまでになり、卒業後に楠橋紋織に就職したんです。就職先を決める際は、工場見学でいくつかの会社を訪れたのですが、楠橋紋織の職場の清潔感に好印象を持ちました。また、たまたま見かけたミシン作業を行う女性スタッフの働く姿がとても格好良かったんですよ。工場内でみなさんが生き生きと働いている感じで、楠橋だったら私も笑顔で働けるかなと思いました。
入社してからは、即売会を楽しみにしている今治市民がたくさんいることにも驚きました。今治タオルを長年牽引してきた歴史を持っており、特に年配の方々はよくご存じですね。
販売するアイテム数は数多く、子供から年配の方まで楽しめるイベントも行われとても盛り上がります。市民の皆さんが笑顔でタオルを選んでいる姿を見ると、私も自然と顔がほころぶんですよ。