国広 涼 RYO KUNIHIRO
正直、就職先を決める段階では「何をしたい」という明確な考えを持っていませんでした。楠橋紋織を選んだのは、福利厚生をはじめ会社の体制がしっかりとしている点に魅力を感じたからです。入社して数年は製織部門で織機を用いたタオルづくりに従事し、5年目からは整経部門で糸を管理する業務に就いています。生産管理から「この柄のタオルを何百枚」とオーダーが入ると、種類ごとの糸の量などを計算し、糸の加工や染色、糊付けなどの指示を社内外に出します。稼働している機械(織機)のスケジュールを確認し、いつ、どの糸をこれだけ入れるという計画を立てなければなりません。先輩からは「先を読む仕事」と教えられました。無駄なく効率的に工場とスタッフが働けるように整えるのが今の僕の仕事です。
優しくて接しやすい先輩が多い会社だと思います。でも、仕事に対しては真剣で全体を把握しながら自分の役割を理解して、淡々と仕事をこなす姿は格好が良いですね。
いろいろな職種を経験させてもらっているので、与えられた場所でやりがいや面白味を見つけて、「これがしたい」「これを極めたい」と言えるような自分の未来図も固めていきたいと思っています。